2010.11.22:ジョムソン~ムクティナ-ト~ジョムソン
お別れの朝である。昨日まで一緒に歩いたポ-タ-のギャルゼン・シェルパはカトマンズに帰る。
朝一番のバスでベニまで行き、そこからカトマンズへのバスに乗り換えて明日の朝にはカトマンズに着くとのこと。バスの時間がはっきりわからないのでバス乗り場とロッジを何度も行ったり来たり、そのうちこちらの出発の時間がきたので、出発の準備をしているうちにバスは出発したようである。あっけないお別れになったが、夕べしっかりみんなで飲んだからいいかな。
ムクティナ-トへ行くジ-プは、街の中を北に20分くらい歩いたところに乗り場がある。朝方は風もなく暖かかったが、この頃になると少し風が出てきて寒くなってきた。乗り合いジ-プなので人数が揃わないと出発しない、30分くらい待ってやっと発車となった。初めは河原の中を走るがそのうち河原から左岸を走るようになる。カグベニの街を左下方に見えるようになると道は右の方へ上っていく。荒涼とした風景は続く、途中で降りる人もあり車内が少し空いてくるが乗り心地は決して良いとは言えない。ジャルコットをす過ぎるあたりから道は大きく曲がりくねって上っている、ほどなく終点のムクティナ-トに着く。
チベット仏教とヒンドゥ-教の聖地で寺院が山の中腹に建っている。ジ-プを降りて村の中を通りぬけて登っていく道端やロッジの前には機織りの昔ながらの機械が鎮座している。織物が盛んなようで色とりどりの織物がたくさん並んでいる。境内に入ると仏教の寺院を左手に見て、最奥にヒンドゥ-教の寺院が建っている。108の蛇口から聖水が出ている「水の壁」があり、水に打たれながら歩いている人の姿を見かける。インドからの人が多いようである。境内右端にある仏教寺院を回って境内を後にする。
露店を物色、アンモナイトのいいのを見つけたので購入、すかさず隣の露店の女性がアクセサリ-を薦めてきた。ついつい商品を手に持ってしまうと最後には押し切られて買わされてしまう。
村の中ほどにある食堂でお昼を食べる、ジャガイモの料理を食べたがとてもおいしかった。
ジ-プの乗り場は村のはずれにある。やはり人数が揃わないと走らないようで、人数が集まるまで待つことに。寒いので家の片隅に座り込んで待つことに。
満杯になったジ-プはムクテゥナ-トを後に荒涼とした道を下っていく。運転席の隣に乗り込み、移り行く車窓からの風景を撮りまくる。ジャルコットの城壁の風景、カグベニのきれいな家々、ムスタンに続く道は特に印象に残った。
カグベニを過ぎたあたりで地元の人がジ-プを止めて乗り込んできた。満杯はさらに満杯に。運転席に4人・・・ 器用に運転して無事ジョムソンに帰着。風が強い中を歩いてロッジに帰り着いた時にはすっかり体は冷え切っていた。