016 アンナプルナ内院、ジョムソンへ(2010年秋)

2010.11.21:ロッジタサンヴィレッジ~マルファ~ジョムソン

今日も昨日同様に、朝早くから屋上へ行ったり来たりで朝を迎える。同じように山頂部にろうそくの灯がともる。が昨日とはまた違った感動を覚える。今日はバスの時間が決まっているので慌しく撮影を切り上げ、慌しく朝食を済ませ、これまた慌しくパッキングを済ませロッジを後にする。

すっかり明るくなった道は太陽の光も差し込んで少し暖かい。民家の前を通り下の道路まで降りる。しばらく待つとバスがやってくる。その間ガ-サ方面へのバスは何台も通り過ぎていった。
バスは20人が乗れる位の大きさで少し空席があり座ることができた。乗り込むと同時に天井で頭を強打、座席に座るが今度は荷物棚で再び強打、そんな中車掌の係りなのか少年が笑いながら料金を徴収にきた。
楽しいバスの旅ができると思っていたが、実際は緊張の連続。腹筋に力を入れ座席の頭にしっかりとつかまっていなくてはならず、とても外の風景どころではない。それでもバス停で止まる時にはファインダ-を覗き込むことなくカメラを車外に向け無造作にシャッタ-をきる。

マルファに着く。長い時間だったのか短い時間だったのか、とりあえず緊張の時間から開放された。
バスは荷物とポ-タ-を乗せたまま砂塵を巻き上げジョムソンへ向かった。取り残されたサ-ダ-と二人、村の中へと歩き始める。マニ車がある小さな門をくぐって村の中へ、綺麗な石畳の道の傍の水路にはきれいな水が流れている。家々の外壁となる石は何かの塗料で白く塗られている。
時代をタイムスリップしたような感覚になり、なんともいえない心地よさを感じながら歩く。ここでも子供たちの笑顔は美しい。
サーダーは友達に出会ったらしく楽しく話し込んでいる。急ぐことはないので三人で茶店に入る。私はミルクティを頼むが彼らはロキシ-を・・・いやはやゆったりした時間である。ミルクティの温かさと共にますます心地よい気持ちにしたっていく。
村はずれにはマニ車がある門があり、ここを抜けると自動車が走る道と合流する。青空ではあるが風が冷たいヤッケを着込んで歩く。風景も荒涼とした景観に変わり岩と土ばかりで草木はまったく見えない。
今まで見続けてきたネパ-ルの印象とはまったく違う景観は違う国にきた感じである。道はほとんど平坦なので歩きやすい、途中でカリ・ガンダキの流れの近くまで道は迫ってきたがジョムソンに近づくと離れていく。この頃になると風が強くなり寒くなってくる。

ジョムソンの街に入ってくる。飛行場の滑走路に平行して街の家並みが細長く続いている。人影は少し少ない感じではあるが、何人かは家の前でたむろしている。ロッジには昼前に着く。概に荷物は部屋の中に到着していた。ロッジで昼食をすませ午後から街の南側にある博物館の見学に向かう。動植物に関する資料や薬草が展示してある河口慧海の紹介コ-ナ-も興味がある。ここから飛行場を挟んでニルギリが大きく聳えている。
強い風も夜には収まり夕食の頃には不思議と温かくなる。今日でポ-タ-のギャルゼンとはお別れである。2週間近く一緒に歩いてくれたことに感謝、労をねぎらって夕食を一緒に食べる。