014 ランタン〜ゴサインクンドの旅 (2010.4.13~5.4)

2010.4.27  チソパニ~ムルカルカ~スンダリジャル~カトマンズ

とうとう最終日になった。日の出は見ることができるが、今日も霞が強い。
お昼にはスンダリジャルに着いてしまう距離なのでゆっくりと出発。ホテルを出るとすぐ軍隊のチェックポストがある。軍隊の土地の中を通るのでチケットの購入が必要。
道はゆっくりと山の中を登っていく。小さい木立なので見晴らしはいい。霞が強くはっきりとは見えないがゴサインクンドまでの道を確認することができる。よく歩いたものである。三日間の道程を振り返眺める。
途中、軍人が薪を伐採しているの出会うが、後はほとんど人に会うこともなく歩く。
ひと山越えるかたちで道はゆっくりと下りにさしかかる。道端に白いバラの花が綺麗に咲いていたりと、すっかり里の風景になってきた。木立がなくなると家々の屋根が見え始める、
と同時にカトマンズの街並みも見えてくる。畑の中を歩いてほどなくムルカルカの村に着く。
村の中の急坂をぐんぐん下って行く。村の風景は自分が子供の頃の風景にそっくりで、タイムスリップしたかのごとく村の中を歩く。
村を下りきった頃ロッジが点在してくる。街まで降りるとにぎやかなので今日はここで泊まることになる。早速ビ-ルで乾杯。サ-ダ-のペンバそしてポ-タ-のクマルさん、お疲れ様。

昼食を食べて部屋に入りシャワ-を浴びてゆっくりとする。外はかなり暑くなっているが部屋の中は風は入り心地よい。

3:00pm頃になってサ-ダ-のペンバが部屋に来て「明日、バンダがある」と会社から連絡があり、今日のうちにカトマンズまで帰るようにとのことである。
「えっ、そうなの?」「じゃあ、そうしましょう」となって慌しく、すっかりひろげてしまった荷物を急いでパッキングする。意外な展開でカトマンズに予定より早く帰ることになった。

ロッジからすぐカトマンズの水道の水源地に着く。もうここまでくると普通にたくさんの人が歩いている。カトマンズの街は暑いので、みんな涼みに来ているとのことであった。
スンダリジャルの街には30分も歩くと着いてしまった。再び人と車の雑踏の中に戻ってきた。
しばらく待ってペンバの会社の車が迎えに来て、カトマンズのホテルまで送ってもらう。
5:00pm、ホテルに着く。慌しい最後となって「ランタン〜ゴサインクンドの旅」は終わった。
サーダーのペンバ、ポ-タ-のクマルさん、ありがとう! 
  ※「バンダ」 マウイ族による暴動、ストライキ。(車の通行が止まったり、商店が閉まる)