012 カラパタール登頂の旅 (2009.4.8~4.29)

2009.4.19 ロブチェ(4930m) 〜 トゥクラ 〜 ディンボチェ(4343m)

今日はディンボチェまでの行程なので、お昼までロブチェでゆっくりする。
10:00am頃からロッジの裏山に出かける。今日は早くから雲が湧いてきて、タウチェ、チョラッチェ共に、下部は雲で隠れていた。一時間ばかり歩いてロッジに帰る。少し早いが昼食、そして12:00pmにロッジをあとにする。

日差しがなくなると一気に寒くなる。その上風が強くさらに寒い。かなり着込んで歩くが、なかなか暖かくならない。トゥクラのロッジで休む。一軒しかないロッジはたくさんの人である。
ここからは牧草地の中のゆっくりした下りの道だが、風はさらに強くなり結構つらい下りとなる。
この頃になると山々もすっかり雲に隠れてしまって、展望を楽しむことなくもくもくと歩く。

ディンボチェの村に到着。宿泊のロッジは部屋が満室なのでテントで寝ることになる。久しぶりのテントであるが一人なのでゆっくりすることができた。
夕食はロッジの食堂で、宿泊客に混ざって食べる。食後はヨ-ロッパからのグループの歌を聴きながらゆっくりとする。

011 カラパタール登頂の旅 (2009.4.8~4.29)

2009.4.18 ゴラクショップ(5100m) 〜 カラパタ-ル(5545m) 〜 ゴラクショップ 〜 ロブチェ(4930m)

いよいよ今回の最終目的地に登る日がやってきた、夜中は何度か目が覚めるが、ゆっくり寝ることができた。  予定より少し遅くなって7:40amにロッジを出発。コックのビンマも同行してくれてザックを背負ってくれた。 カメラだけの空身の状態は、昨日から腰の痛みがあったので本当に助かった。

ロッジからしばらくは平坦なグランドのようなところを歩く。湖の底であったようで砂地となっている。ヘリポ-トにもなっているようで、すでに荷物を置いてヘリが来るのを待っている人がいるようである。
平坦な道はすぐ終わり急坂が始まる。いくら空身とはいえ苦しい。一歩一歩は時間がかかるが、休むことなく登り続ける。急坂が終わり道はいったん緩くなる、苦しさは変わらずゆっくりゆっくりと山頂を目指す。
天気は雲ひとつない青空、山々はより高く聳えて見える。緩い登りから再び急坂となり、足元も岩だらけの道となる。しっかりと安定した道で歩きやすい。10:20amにやっと山頂の手前のコルに着く。山頂はインド人のグループで賑わっているのでしばらく待つことに。

山頂は一人がやっとの広さしかなく、コックのビンマに確保してもらい、夢にまで見た頂に立つことができた。 山頂での時間は慌しく、サ-ダ-のペンバに写真を撮ってもらったり、「カタ」を山頂に取り付けたりと瞬く間に過ぎていった。
いったん安定したところまで降りてゆっくりと休む。撮影はもちろんのこと、ビンマに入れてもらったお茶を飲んだりと、風もほとんど吹かない暖かい山頂を楽しむ。

いつまでもこの頂から山々を眺めていたいが下山の予定もあるので、山頂を後にする。
下りながらもエベレストは何度も何度もシャッタ-に収める。
「カラ」=黒い、「パタ-ル」=岩 との意味だとペンバに教えてもらう。なるほど山全体が黒く見えるのに納得である。記念にと、黒く形のいい石をそっとポケットに忍ばせる。

12:00pm、ロッジに帰りつく。昼食を済ませ1:00pmにロッジを後にする。
1時間も歩くと雲が湧いてきて風も強くなる。ヤッケを取り出すが結構寒い。平坦に近い道を下っているのだが、ロブチェまでが凄く遠くに思えた。3:00pmロッジに着く。

夕刻に、別のロッジに泊まっているペンバのお兄さん率いるグル-プに合流。

010 カラパタール登頂の旅 (2009.4.8~4.29)

2009.4.17 ロブチェ(4930m) 〜 ゴラクショップ(5100m)

雪化粧の朝となった。村の中はうっすらの雪ではあるが白くなった。今朝もベストアングルを求めて村の中をうろうろする。
今日はゴラクショップまでとお昼までに着いてしまうので、8:00amにロッジを出発。この頃になると雪も解け始め歩くのは支障はない。平坦な道ではあるが高度のためか苦しい。雲に隠れていた山々も姿を現し始め大展望を楽しみながら歩く。

道は所々急坂があるが、距離はないのでそれほど苦しくはない。道は岩ばかりの道となり、慎重に足を運ぶ。ヌプチェもだんだんと姿を変えてくる。ここに来てやっとエベレストが見えてきた。タンポチェを過ぎてからずっと見えなくなっていたが、ゴラクショップに着く頃になって再び姿を現した。
より近くで見るエベレストは、雪を付けない南壁が黒々とした姿が空高く聳えていた。

昼食後はロッジの部屋でゆっくりとする。夕刻近くになって、夕焼けのエベレストを撮ろうとサ-ダ-に誘われてカラパラ-ルの方へ登る。しかし、雲がかかったエベレストは姿を現しそうもない。その上もの凄く寒くなる。風をさえぎる場所もなく、たまらずロッジに引き返す。

ロッジでしばらく暖をとり、夕刻の時間に再び外に出ると、ラッキ-なことに赤くなったエベレストが目に飛び込んできた。寒さは相変わらずではあるが、シャッタ-から手を離すことはなく暗くなるまで立ちすくんでいた。

009 カラパタール登頂の旅 (2009.4.8~4.29)

2009.4.16 ディンボチェ(4343m) 〜 ロブチェ(4930m)

体調は完全に回復したようである。早く起きて星の撮影に挑戦する。

少し遅くなったが7:45amにロッジを出発、昨日登った丘まで登りひと休み。ここからはほとんど平坦な道で放牧地の中を進んでいく。高度の影響か苦しく、ゆっくりと歩くのだがとにかく苦しい。それでも立ち止まることはせず我慢して、一時間も歩くと少し楽になった。牧草地が終わるころになるとトゥクラが見えてきた。道はいったん下り、川の流れを渡り、少し登ってロッジに着く。一軒しかないロッジは多くの人で賑わっていた。ここで昼食。

ロッジからは急坂が待っていた。食後の体にはかなりきつい歩きである。それでも1時間ほど頑張って、急坂は終わり平坦な道になる。このあたりにはたくさんの遭難碑が建てられている。
平坦に近い道ではあるが、ゆっくりと高度を上げている。正面にプモリをそしてリントレン(6697m)、
ク-ンブチェ(6640m)を見ながら歩いていく。右手にはヌプチェ(7855m)が段々と大きくなっていく。
チュクン(5845m)、メラ(8549m)、ポカルデ(5806m)の山々は黒い岩肌を見せている。

体は完全に高度に慣れてきたようで、体調はすこぶる快調である。ロブチェの村が見えてくる。        右手に見えているヌプチェはますます大きくなって見えてくる。
この日はものの見事に夕照の山々を見ることができた。

008 カラパタール登頂の旅 (2009.4.8~4.29)

2009.4.15 ディンボチェ(4343m) 停滞

苦しい夜となる。夕食後に酸素を吸引するが、寝付くとすぐに息苦しくなり横になることができない。ベッドに座った状態で、大きく深呼吸しながら長い長い夜を過ごす。ほとんど寝れない状態で朝を迎える。朝になると昨夜の息苦しさは落ち着いたようで、すっきりとした朝になる。

昨日の午後は雲が湧いて見えなかったアマダブラムが、今までとは違った姿で朝日を浴びていた。タムセルク、カンテガは日の出と共に明るく輝いている。近くで見るタウチェは、山頂部が右に傾いた異様な姿を見せている。遠くに見えるコンデ・リの後方の雪がたっぷりの山は、一番に赤くなっていた。
一通り撮影を済ませ朝食を、あれだけ苦しかったのに食欲はある。食後はしばらくベットで横になる。

9:00amまでぐっすり寝ることができた。11:00amに早い昼食を。その後に裏山まで散歩に出かける。
ザックはサ-ダ-が背負ってくれて二人で出かける。体調は回復したもののゆっくりとしか歩くことができない。

村の中をチュクンの方面へ行き、村はずれから引き返すように山腹を登っていく。ロッジの真裏あたりまで登り、大展望を楽しむ。ロブチェ方面からロ-チェ、アイランドピ-ク、そしてアマダブラム、カンテガ、タムセルクと360度の大展望である。アイランドピ-クの右の奥の方向にわずかではあるがマカル-(8463m)が見えている。

ゆっくりと大展望を楽しんだ後は、のんびりとロッジまで帰る。ロッジに帰りつく頃には雲が湧き始め、しばらくすると山々は見えなくなった。

007 カラパタール登頂の旅 (2009.4.8~4.29)

2009.4.14 タンボチェ(3867m) 〜 パンボチェ 〜 ショマレ 〜 ディンボチェ(4343m)

夜中に息苦しくなり目が覚める。いよいよ高山の影響が出始めたか?体を起こしていると楽になるが、横になると息苦しくて目が覚める。仕方なく体を起こしたりを繰り返したりで朝を迎える。

恒例の雲ひとつない朝となる。昨日同様、東の空からの光芒は西の山々を赤く照らし始める。
今朝もベストアングルを求めてタンボチェの村をうろうろとする。

朝食はいつものごとく7:00am、出発は7:30amと、結構慌しく準備を済ませる。ここまでで下山の日本からのグル-プと別れ、パンボチェへ下っていく。シャクナゲの木々の中のしっかりとした石畳の道を下りきり、ゆっくりとした登りの道となる。立派な橋を渡って右岸へ、明るく開けた道をゆっくりと登っていく。ここまでくるとアマダブラムが真近に見えてくる。逆光に霞んでいるので、今ひとつ迫力が感じられないのが残念である。
昼食はショマレのロッジで、苦しいからなのか結構の距離を歩いた感じでかなり疲れてしまった。
食後はゆっくり休み、何とか後半も頑張れそうな気持ちにはなった。

オルショまでは家々が点在していて、開けた道は歩きやすい。道はいったん下りとなり、川を渡り、最後の登りになる。この頃になると寒さが一段と強くなりヤッケまで着込んでしまう。
右手に見えていた川の流れはどんどんと下の方に離れていき、山腹の道が平坦になった頃、ディンボチェの村が見えてきた。そこから30分も歩いたろうか、点在する家々の間をゆっくり歩いてロッジに着いた。

006 カラパタール登頂の旅 (2009.4.8~4.29)

2009.4.13 テシンガ(3440m) 〜 プンギ・タンガ 〜 タンボチェ(3867m)

ネパ-ルの元旦はいつもと変わらない朝で始まった。
きれいに晴れ上がった東の空が、赤みを浴びて光芒を放っている。アマダブラムの右から空に向かって伸びる光の線は、高く伸びている。アマダブラムから右にせりあがっている稜線から一瞬付閃光が走った、と同時にしてあたりが明るくなった。いつになっても心洗われる厳かな時間である。

正月とはいえ、いつもと変わらぬ朝食を済ませ、7:30amに出発。シャクナゲが綺麗に咲いている家々の中をゆっくりと下っていく。家がなくなると樹林帯の中を下り、谷の底まで下り、小さな木の橋を渡って対岸へ。少し行ってロッジがありプンギ・タンガに着く。川の流れの音を聞きながらゆっくり休む。
このあたりからの斜面にはシャクナゲの木がたくさんあって丁度咲き始めた頃である。ここには軍隊の宿舎があり、石を積んだりの作業をしていた。
道は山の斜面をジグザグとなって急坂の始まりである。ゆっくりゆっくりと高度を上げていくが、かなり苦しい。
ジグザグの道はいつの間にか終わり、右の方へとゆっくりと登る道に変わってきた。
木々の切れ間から振り返ると、対岸に昨日歩いた道が同じ高さに見える。そろそろ初めて体験する高度になってきた。高くに見えていた稜線が段々と近づいてきた。木々の上から空が見え始めると程なくタンボチェに着いた。

大きな寺院があってロッジも多くたくさんの人が行きかっている。広い峠といった感じのところでエベレスト、
ロ-チェが良く見えている。右に頭を傾けたアマダブラムはここでも同じ容姿で見えている。右後方にはカンテガ(6799m)、タムセルク(6623m)が覆いかぶさるように立ちはだかっている。すでに雲に見え隠れ。
早い昼食を済ませ、近くの丘まで高度順応へ出かける。

しっかりした道をたどり、右手にタムセルクを見ながらゆっくりと登っていく。シャクナゲの木々の中をぬけると
道は一気に急坂になり、高度もぐーんと上がっていく。小さなチョルテンがあるところまで一時間半、高度は4200m。順応もここまでとし、しばらくここで休む。

すっかり山々は雲に隠れ、日差しがないと寒くなる。風もあり岩の陰で休む。下りはゆっくり歩いて一時間。
ロッジに2:50pmには帰り着く。夕食までは時間があるので荷物の整理などで時間をつぶす。
夕刻に雲の切れ間から、タムセルクの夕照を一瞬見ることができた。

005 カラパタール登頂の旅 (2009.4.8~4.29)

2009.4.12 ナムチェ(3440m) 〜 テシンガ(3440m)

今日もコンデ・リ(6187m)の朝焼けから始まる。朝食の前にロッジの近くで撮影。

今日の行程は3時間の平坦な道なので気分的には楽である、高度順応のことを考えての日程である。
出発は7:30am、石畳の急坂のスタ-トはなかなかエンジンがかからない、ゆっくりゆっくりと登って行くが、歩き始めはいつも苦しい。ミュ-ジアムの丘への道と別れ、シャンボチェ方面へ少し行くと、村はずれの峠に着く。
ここから山腹を行く道になり、展望を楽しみながら歩く。

峠で一休み。サ-ダ-のペンバは友達に出会ったらしく、しばらく話込んでいる。
振り返るとしばらくはコンデ・リが良く見えている。右手に目をやると谷を挟んでタムセルク(6623m)が肉迫して見えている。尾根を回り込むごとに、エベレスト方面の山々が姿を現してくる。振り返るといつの間にか、コンデ・リが見えなくなっていた。

チョルテンがあるところが休息の場所になっているので、休みながらゆっくりと進む。
サ-ナサの少し手前に大きなロッジがあり、たくさんの人が休んでいる。ここから小一時間も歩くと、今日の目的地のテシンガに着く。時間はお昼前、昼食後からたっぷと時間があるのでゆっくりと休む。

撮影をと思うが午後からは雲が湧いてきて山々見えなくなってしまった。

今日で帰っていくポ-タ-二人を見送り、夕食の時間を待つ。ネパ-ルは今日が大晦日で明日が正月とのこと。 サ-ダ-とポ-タ-たちはロッジの人と一緒に夕食を食べて、遅くまで話込んでいたようである。

004 カラパタール登頂の旅 (2009.4.8~4.29)

2009.4.11 ナムチェ(3440m) 〜 シャンボチェ(3800m) 〜 ナムチェ(3440m)

今日は高度順応のため停滞。とはいっても天気がいいので散歩を兼ねて撮影に出かける。

まずは朝食の前にミュ-ジアムの丘まで行く。約30分、朝焼けのコンデ・リ(6187m)を振り返り振り返り、石畳の道を登っていく。丘からは雲がかかってはいるがエベレストを見ることができた。ロ-チェも風が強いようで雪煙が舞っている。しばし撮影を楽しむが、そこそこに朝食が待つロッジへと下る。

嘲笑後はシャンボチェ方面に出かける、11月に泊まったロッジの前を通り急坂を登って行く。仰ぎ見ていたコンデ・リはぐんぐんと迫ってくる感じで全容が見えてくる。振り返るとタムセルク(6623m)、クスムカングル(6367m)が逆光に輝いて見える。

急坂を登りきりしばらく行くと、ピンゾ-ロッジが見えてくる、11月にお世話になったサ-ダ-のロッジである。ロッジの前までくると、しっかりみやげ物を売っているヒンゾ-さんがいるではないか。再開を喜び合う。持ってきた写真を渡しばし談笑を楽しむ。

ロッジからシャンボチェの飛行場(今は閉鎖)を右手に見ながら尾根道をゆっくりと登っていく。小高い丘のピ-クは360度の展望ができる絶好のビュ-ポイントである。風が強く休んでいると寒くなってくる。たっぷりの撮影に満足満足で、ナムチェへ下っていく。

昼食後はナムチェの村の中を散策。ネットカフェを見つけてインタ-ネットに挑戦、1時間で100ルピ-(約150円)。高所の寒さに備えてニット帽も調達、約300円で暖かそうなやつをゲット。200mも歩けば村を外れてしまうのので、散策もそこそこにロッジに帰り、休む。

003 カラパタール登頂の旅 (2009.4.8~4.29)

2009.4.10 パクディン(2650m) 〜 モンジョ~ナムチェ(3440m)

昨夜の雨は夜中には止んで朝には青空になっていた。そして高いところは雪だったようで白くなった山々が朝日に輝いていた。まずは部屋から見えるヌプラ(5885m)から撮影を始める。山頂部の赤焼けは一気に山肌をかけくだり、山全体が朝日を受けるのにそう時間はかからなかった。

朝食を済ませ7:30amに出発。村にはまだ陽があたってないので少し肌寒い。出発してすぐ吊橋をわたり右岸に。こちらに来ると陽がすでにあたっていてすぐ暖かくなる。
Toktok(ドット-キ?)の村には小さな水力発電所が建っている。このあたりに来ると「サクラソウ」の花が美しく咲いている、そしてタムセルク(6623m)が見え始める。
道は吊橋を渡り左岸へ、アップダンを繰り返しながら少しづつではあるが高度を上げている。
モンジョの村に入り少し早いがここで昼食。ほぼ一緒に歩いていたコックたちなので準備には時間がかかりそう。

食べきれない量のご飯を無理やり詰め込んだものだから午後の歩きは苦しさから始まった。
村はずれにある国立公園の事務所でトレッキング料を払いチェックを受ける。事務所を過ぎると道はいったん下りとなって、しばらくして右岸に渡る。そしてジョサレの村を過ぎて左岸へ。しばらくは河原を歩き、最後の吊橋を右岸へ、そして高度さ600mの急坂に取り付く。
高山病のことを考えてゆっくりゆっくりと登っていく。エベレストが見える休息場所でたっぷり休み、程なく最後の茶店に着く。ここからしばらくしてナムチェの村が見え始める。

村の入り口にチェックポストがあり、おまわりさんが常駐していて日付と名前を書きとめている、そして下山の時に再度チェックするシステムになっているようだ。ここから急な石段を一気に登りきると、ナムチェの村が目に飛び込んでくる。登りきったところで、明日から始まるバザ-ルがすでに始まっていて、多くの人たちで賑わっている。置いてあるものは生活用品がほとんどで、食材も多く並んでいる。村人はもちろん、トレッカ-も多く、かなり賑わっている。バザ-ルを過ぎて村の中に入っていく。ありとあらゆる商品が店頭に並ぶ中を過ぎてロッジに思ったより早く到着。

002 カラパタール登頂の旅 (2009.4.8~4.29)

2009.4.9 カトマンズ~ルクラ(2827m) 〜パクディン(2650m)

朝一番のフライトなので4:30am起床。部屋の中は真っ暗・・・そうだカトマンズは停電がしょっちゅうあるんだっけ。ヘッドランプで準備をしていたら、ボ-イがろうそくをもってモ-ニングコ-ルにやってきた。迎えの車が5:00amにやってきて空港へ。5:20amまだ暗い空港に着くとすでにサ-ダ-は着ていた。 サ-ダ-がペンバ、コックがビンマと紹介されすぐに搭乗の手続きを。手続きはサ-ダ-がやってくれて、スム-ズにセスナの機内へ、30分のフライトで曇り空のルクラに無事着陸。

空港の外はたくさんの人でごった返している。どの人たちがポ-タ-なのか解らないまま近くのロッジへ移動。ここで荷物を整理して出発になるようである、時間がかなりかかりそうなのでお茶を飲んでゆっくり休む。

10:30am ロッジを出発。残念ながら曇り空のスタ-トとなる。街のはずれにあるゲ-トをくぐって道はゆっくりと下っている。道端にはシャクナゲの花が満開。しばらくして雨が降り始める。雨具はポ-タ-の荷物の中。たいしたことがないのでヤッケを出して着込む。
タドコシで昼食、ロッジの中で食べる、この頃にいったん雨が止んで右の谷の向こうにクスムカング-ル(5579m)が、少しではあるが見えてくる。

ゆっくり休んで出発となるがまた雨が降ってきた。道はアップダウンをくり返しながらゆっくりと下っていき、2:20pmにはパクディンに着く。ロッジの部屋ですでに着いていた荷物を整理しながら夕食までゆっくり休む。

6:30pm 夕食。雨はその後ずっと降り続いているようで、8:00pm頃にはかなり強く降っていた。
夜中にトイレに起きると外は月明かりで明るくなっていた。いつの間にか雨は止んだようである。

001 カラパタール登頂の旅 (2009.4.8~4.29)

 2009.4.8 関空~バンコク~ネパ-ル(カトマンズ~タメル)

関空を深夜の0:30am発、バンコクに早朝到着。乗り換え時間は6時間もあり、のんびりと言うより退屈で退屈で。
カトマンズには12:45pm、定刻に到着。入国審査を済ませて空港の外に出るとむっとした暑さが襲ってきた。現地のガイドの出迎えで車に荷物を積み込む。今回の現地のエ-ジェントは「トランス・ヒマラヤンツア-」。カトマンズでのガイドはラジェンドラさん、運転手はハリ-さん、車から見るカトマンズの街は埃と人、人、そして車の多さは相変わらずである。

カトマンズでの宿泊はタメルの中にある「フジホテル」、空港から30分くらいで到着。明日からの予定を簡単に打ち合わせて、部屋の中へ荷物を運び込み一息つく。荷物はそのままにしてタメルの街を散策、まずは換金を。街を歩いている間にレ-トが変わるのにはびっくり、あわてて率のいい所で5万円分ほど換金する。11月の記憶を頼りにぶらぶらと歩くが、本屋で地図を買ったぐらいで早々とホテルに帰る。

部屋に帰ると早速荷物の整理である、ポ-タ-に預ける荷物と自分が背負って歩く荷物、そしてホテルに預ける荷物に分けなくてはならない。部屋中にひろげた荷物の多さにうんざり、それでも一汗かいて何とかそれぞれの器に積め込んだ。
夕食はホテルで済ませ、明日の朝が早いので早々にベッドに入る。