006 カラパタール登頂の旅 (2009.4.8~4.29)

2009.4.13 テシンガ(3440m) 〜 プンギ・タンガ 〜 タンボチェ(3867m)

ネパ-ルの元旦はいつもと変わらない朝で始まった。
きれいに晴れ上がった東の空が、赤みを浴びて光芒を放っている。アマダブラムの右から空に向かって伸びる光の線は、高く伸びている。アマダブラムから右にせりあがっている稜線から一瞬付閃光が走った、と同時にしてあたりが明るくなった。いつになっても心洗われる厳かな時間である。

正月とはいえ、いつもと変わらぬ朝食を済ませ、7:30amに出発。シャクナゲが綺麗に咲いている家々の中をゆっくりと下っていく。家がなくなると樹林帯の中を下り、谷の底まで下り、小さな木の橋を渡って対岸へ。少し行ってロッジがありプンギ・タンガに着く。川の流れの音を聞きながらゆっくり休む。
このあたりからの斜面にはシャクナゲの木がたくさんあって丁度咲き始めた頃である。ここには軍隊の宿舎があり、石を積んだりの作業をしていた。
道は山の斜面をジグザグとなって急坂の始まりである。ゆっくりゆっくりと高度を上げていくが、かなり苦しい。
ジグザグの道はいつの間にか終わり、右の方へとゆっくりと登る道に変わってきた。
木々の切れ間から振り返ると、対岸に昨日歩いた道が同じ高さに見える。そろそろ初めて体験する高度になってきた。高くに見えていた稜線が段々と近づいてきた。木々の上から空が見え始めると程なくタンボチェに着いた。

大きな寺院があってロッジも多くたくさんの人が行きかっている。広い峠といった感じのところでエベレスト、
ロ-チェが良く見えている。右に頭を傾けたアマダブラムはここでも同じ容姿で見えている。右後方にはカンテガ(6799m)、タムセルク(6623m)が覆いかぶさるように立ちはだかっている。すでに雲に見え隠れ。
早い昼食を済ませ、近くの丘まで高度順応へ出かける。

しっかりした道をたどり、右手にタムセルクを見ながらゆっくりと登っていく。シャクナゲの木々の中をぬけると
道は一気に急坂になり、高度もぐーんと上がっていく。小さなチョルテンがあるところまで一時間半、高度は4200m。順応もここまでとし、しばらくここで休む。

すっかり山々は雲に隠れ、日差しがないと寒くなる。風もあり岩の陰で休む。下りはゆっくり歩いて一時間。
ロッジに2:50pmには帰り着く。夕食までは時間があるので荷物の整理などで時間をつぶす。
夕刻に雲の切れ間から、タムセルクの夕照を一瞬見ることができた。